「どうすればよかった?」台風の想定外の動きに振り回された夏休み…狂う旅程 石垣島で身動きが取れなくなった記者が痛感した準備の大切さ
「皆様大変だったでしょう。国際線の飛行機でお迎えに参りました!」。その日の深夜になったものの、無事に帰宅できた。 5日の朝、1日遅れで出勤した。上司や同僚にわびると、「大丈夫だった?」と温かい言葉で迎えてくれ、救われた気持ちになった。おそらく一番つらいのは「早く帰ってこい」と責められること。責められても台風による欠航ではどうしようもないとは思うが、それを言い出すと、「そもそも台風シーズンに沖縄に行く方が間違っている」という批判が聞こえてきそうだ。似たような意見で「冬に天候が荒れる北海道に行くのは愚か者」とか「山は夏だって危ない」という声もよく聞くが、それでは余暇の行動範囲はどんどん狭くなってしまう。 必要なのは、情報収集を欠かさずに、いざとなれば日程を早めに変更することだと思う。さらに旅行中に起こりそうなリスクを洗い出して、できるだけ事前に対処法を考えたり、必要なものを準備したりする。それを実感した旅行となった。