全米女子オープン帰りの小祝さくらが圧巻の9アンダーでトップに!「宮里藍サントリーレディスオープン」初日をプロがレポート
「宮里藍サントリーレディスオープン」の予選ラウンドは午前午後に分かれてスタートしている。午前組でスコアを伸ばしたのは小祝さくら。9アンダーの63で首位に立った。みんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が現地からのレポートをお届け。
「全米女子オープン」から帰国したばかりの小祝さくら選手が、10バーディ1ボギーの9アンダー 「63」と圧巻のプレーで首位に立ちました。インコース7時55分に前週優勝の新垣比菜、アマチュアの肥後莉音(りおん)とスタートすると、10番、11番、12番と5メートル以内のチャンスを決められなかったことで「大きくゆったりとストロークする」ことを心がけると、13番から4連続、18番から折り返して5連続でバーディを奪います。 このまま2021年にアマチュアだったキム・ヒョージュが叩き出したコースレコード61まで突き進むのかと期待が膨らみましたが、「後半はティーショットが曲がって耐えるゴルフになってしまった」としぶとくパーパットをねじ込みむ。上がりの9番をボギーとするも9アンダーでホールアウトしました。 「全米女子オープン」の最終日は優勝した笹生優花と同組でプレーした小祝選手は、大きな刺激を受け、バックナインでは自身のショットも好感触を得て9位タイでフィニッシュ。その勢いのまま好調なショットでチャンスを作りビッグスコアに繋げた理由を、「(難コースであった)全米女子オープンの耐えるゴルフから攻めるゴルフへと、切り替えてプレーできたから」とラウンド後の囲み会見で話しました。
4週前の「RKB×三井松島レディス」から使い続けるオデッセイ「Ai-ONE・ミルド」のツノ型も手になじんできているようです。前週の傾斜の強いグリーンから、今週の12と3/4のスピードのあるグリーンに対して距離感を合わせるのも慣れたもの。 「最後があまり良くなかったので、良いゴルフだったという感じがせずに終わってしまった」と話しましたが疲れが残るなかでのこのスコアには驚かされました。