岡崎慎司さんがアストエンジ関西サッカーリーグで指導者の第一歩踏み出す 北川信行の蹴球ノート
--FWの選手に声をかけている姿が印象的でした
岡崎「やっぱり、点を取らないと勝てないので。特にウチは点を取れていない現状がありました。自分がドイツで監督をするという意味では、ここの選手たちをドイツに行かせたいという気持ちもあるので。ダイナミックなプレーであったり、勝つためには足元でボールをつなぐだけじゃなくて相手の嫌なとこに走っていかなきゃいけなかったり。走る種類もいっぱいあります。お互い、いい刺激になったらいいなと思います」
--バサラ兵庫は日本の5部相当、バサラマインツはドイツの6部。レベルはどうでしょう
岡崎「本当に比べるのは難しい。ブンデスリーガ(ドイツ1部)とJリーグを比べるのも難しいでしょう。どっちが強いとかというよりは、種類とか人の問題で、日本人が1人でドイツ6部のチームでプレーするのと日本人が多いチームでプレーするのはまた、全然違うと思います。一概には言えないですけど、ただバサラマインツは日本人が多いチーム。しっかりハードワークできるとか、日本と基準が似ているところもあります」
--きょうのベンチ入りの経験をドイツでどう生かしたいですか
岡崎「今はまだ立って、プレーしていた方が楽なんすけど…。どちらかというと、(選手のときは)口を出されるのは苦手なタイプでした。でも言っていかなきゃいけない。チームの練習も考えなきゃいけない。いざ試合に入ったら、選手や相手に負けないような何かを身につけ、決断力もいる。本当にいい経験をさせてもらいました。ドイツにサポートしてくれる人もいますし、連携して情報共有してやっていきたい。アジアや日本からの可能性を欧州で増やす目標もあります。同じクラブを使って選手たちが成長できる場を作っていきたいですね」
(サンケイスポーツ編集委員)