岡崎慎司さんがアストエンジ関西サッカーリーグで指導者の第一歩踏み出す 北川信行の蹴球ノート
〝ベンチ入りデビュー〟を終えた岡崎さんとの主なやりとりは次の通り。
--バサラ兵庫のスタッフとしてベンチ入りした感想は
岡崎「いやもう、本当にまだ右も左もわからない状態なので。いろんな経験をさせてもらえること自体が感謝というか…。このクラブを一緒に作った相方が仲間を集め、ここまでしてくれた。そこに自分の恩師が監督に来てもらって…。もともと自分が勉強したかったのがあって、来てもらったのもあるのですが…。その監督と一緒にベンチに座るというのは、感慨深いですね」
--試合はどう見ました
岡崎「あまり声を出さないようにしようと思ったのですが、出るというか、これが普通になっていったらいいというか…。監督だったら、戦って、声を出していかないといけないでしょう。あまり僕は試合中に声を出さないんですよ。プレーしているときは結構、黙々とするタイプなので。だからやっぱり、スタイルを変えていかなきゃいけない。コーチングも適宜、言っていかないといけない。本当に疑似体験しているみたいな感じでしたね。でも、これから確固たる自信を身につけていけたらいい。ドイツで(監督業を)スタートしますが、ここ(バサラ兵庫)は関西から上を目指していますし、向こう(バサラマインツ)はドイツの6部から5部、4部と目指しています。ここが頑張ってくれると、向こうでも頑張れるというのがあります。連携してやっていければと思います」
--悪天候の中のプレーで、選手たちも大変だった
岡崎「やっぱり、プロ、アマ関係ないなと思いました。僕はスペイン2部でもプレーしていますし、スタジアムとかもあまりこだわりがない。『このスタジアムすごい』と思ったり、思い出にふけったりすることはあまりなくて、どこに行っても、練習試合でも全然、自分でスイッチを入れるタイプでした。プロとかアマとか関係なく、真剣勝負の場があるというのをすごく感じましたね。熱くなれる。プレーしている選手たちも趣味じゃない。だから僕もそれに対して『プロってこうだから』というのをはっきりと言える。プロになるためにはもっとこうしていかなきゃいけないという要求をしていきたいし、こういう場があることに感謝しなきゃいけないなと思いました」