前田健太、6回1失点で初勝利。『5月の前田』で本領発揮
デトロイトのベテラン右腕が、気候がよくなるとともに、予想通り調子を上げている。タイガースの前田健太は現地5月1日(日本時間2日)、本拠地コメリカパークでのカージナルス戦に先発登板。
6回4安打1失点、5奪三振無四球と、クオリティ・スタートを達成する快投を見せ、今季初勝利を挙げた。試合は4-1でタイガースが勝利し、本拠地でのシリーズ勝ち越しを決めた。
現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「タイガースのケンタ・マエダが、対カージナルスで冴え渡った」と題した速報記事を掲載し、その中で右腕のパフォーマンスについて、次のように伝えた。
「火曜に登板したマエダの失点は、4回のウィルソン・コントレラスによるソロ本塁打のみであり、ベテラン右腕は悠々と投げて、タイガースでの初勝利を挙げた」とした。
そして、このところの復調について「厳しいシーズンのスタートを経たマエダだったが、これで直近2試合(11イニング)は7安打1失点で無四球としている」と伝えた。また、次回登板へ向けては、「勢いそのままに、来週はクリーブランドでの試合で先発予定」としている。
一方、地元紙『デトロイト・フリープレス』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の冒頭で、「水曜のケンタ・マエダは完璧ではなかったものの、セントルイス・カージナルスに対する最初の6回のダメージを和らげた」とした。
その上で、「マエダは立ち上がりから主導権を握り、最初の走者を許すまで打者8人を連続して打ち取った」とし、続けてA.J.ヒンチ監督による「ケンタはのっけからかなり良い投球をしていた」とのコメントを引用しながら、この日の右腕の好投を伝えている。
また、『MLB.com』は試合後に掲載した速報記事の冒頭で、「タイガースは、ベテラン先発投手に浮き沈みはあったものの、シーズンが5月に入る前としては、1984年以降で最高となる17勝を挙げて4月を終えた」と前置き。