【続報】焼失面積は6店計700平方メートル 岡山県倉敷市の商店街火災、けが人はなし 警察と市消防局が合同で実況見分
岡山県倉敷市阿知、JR倉敷駅南の商店街で22日夕に発生、延焼した火災で、倉敷署は23日、被害状況を明らかにした。鉄筋コンクリートの5棟に入居する飲食店など計6店が全焼し、焼失面積は計延べ約700平方メートル。2階建ての1棟(延べ約126平方メートル)を全焼した飲食店「羅凰(らおう)」から出火したとみて詳しい原因を調べている。 【動画】実況見分の様子 署によると、羅凰を除く5店は飲食店3店とエステサロン、衣料品店。全焼した5棟のうち1棟は飲食店1店とエステサロンが入居する3階建て、残りは2階建て店舗だった。火災は22日午後5時5分ごろ発生。消防車16台が出動し、約6時間20分後に鎮火した。けが人はなかった。
署と市消防局は23日午前9時半から計43人で実況見分を行い、火元とみられる厨房(ちゅうぼう)付近を中心に調べた。近隣の衣料品店などでは店主らが店先の灰をたわしでこすり、洗い流していた。 現場は古くから飲食店や商店が密集するエリア。岡山県内最大の観光地・美観地区にも近く、広島市から観光で訪れた女性(47)は「駅のすぐ近くでこんな大火災があって驚いた。店の人のことを思うと言葉がない」と話した。