台湾視察から帰国し、羽田空港で取材に応じる侍ジャパン・井端弘和監督

野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督（49）が13日、今年11月に開催されるプレミア12に向けた台湾視察から帰国し、羽田空港で取材に応じた。3日間で3試合全6球団をチェックし、プレミア12の1次リーグを戦う台北ドームと天母球場も確認した。 井端監督は「全球団見させてもらいましたし、いろんな情報を頂きました。どのメンバーが入ってくるだろうというのもある程度分かったので、収穫はありました」と振り返った。 特に警戒を強めたのは昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップで苦戦した統一ライオンズの157キロ右腕の古林叡煬（グーリン・ルェヤン）投手（24）。今季は19試合に登板し9勝2敗。防御率1・57はリーグトップで140奪三振はリーグ2位を誇る。映像で確認したという指揮官は「直球は常時150キロ以上投げていましたので、前回とさほど変わらない状態ではいるかなと。日本が3戦目ですし、3戦目まで取っておくのかその前にいくのか分からないですけど、準備だけはしようかなと思います」と話した。 また味全ドラゴンズのエースで最速157キロ右腕の徐若熙（シュー・ルオシー）投手（23）はトミー・ジョン手術（靱帯再建手術）明けのため、プレミア12には出場しない見込みであるという情報も確認。「映像と実際見るのとでは全く違うので、今回行けたというのは良かったなと思う」と今回の視察に充実感をにじませていた。