花もちの初競り 威勢の良い掛声響く 枝や根の張りが良いものは2万5千円 岐阜県高山市
飛騨地方の正月飾り「花もち」の初競りが12日、高山市の公設地方卸売市場で行われました。 「花もち」は、紅白の餅を木の枝に巻きつけて作る飛騨地方の正月飾りで、生花が少なくなる冬場の室内を華やかに彩ります。 競り市には、高さ約20センチから約2.2メートルまでの950株が並び、競り人が花もちを掲げると威勢の良い掛声と共に、買受人が白い息を切らせながら次々と競り落としていきました。 この日は、高さ約1.5メートルの枝や根の張りの良いものが2万5千円、人気が高い40センチほどのものが1000円で競り落とされました。 競り落とされた「花もち」は、市内のスーパーなどに並びます。