阿部、内田のWエースが活躍、聖和学園が大阪薫英女学院に昨年のリベンジ【北部九州インターハイ2024/高校バスケ】
聖和学園が昨年の悔しさを晴らす
8月5日、北部九州インターハイ2024、女子2回戦で昨年3位の大阪薫英女学院(大阪②)と昨年ベスト8の聖和学園(宮城)が対戦。聖和学園のリードで進んだが、後半、大阪薫英女学院が巻き返し。4Q同点に追いついたが、聖和学園が勝負どころで強さを見せて79-72で勝利。昨年のリベンジを果たした。 【表】『北部九州インターハイ2024』女子トーナメント表 昨年、両者は準々決勝で対戦。大阪薫英女学院が71-67で逆転勝利している。1Q序盤は互いのディフェンスが目立つ展開に。その中で、聖和学園はNo.4竹本歩生のパスからNo.5阿部友愛が連続得点。8-2というスタートを切る。 No.11杉山もものレイアップ以降、得点が止まっていた大阪薫英女学院は、No.5三輪美良がインサイドで得点。アウトサイドでのシュートが増えて得点が伸びなかったが、No.8岩井萌が積極的なドライブを見せて得点につなげる。しかし、聖和学園No.7内田理香、No.9齋藤凌花らが早い展開から得点を重ね、22-11で1Qを終えた。 2Qは得点の取り合いに。大阪薫英女学院No.12小俣亜矢がプルアップジャンパー、No.13生田目さくらがリバウンドから得点するなどいい形を作る。しかし、聖和学園はNo.5阿部、No.7内田のWエースが早い展開から決めると、No.9齋藤も華麗なステップでディフェンスを交わしてレイアップを成功。リードを2桁まで広げていく。流れを変えたい大阪薫英女学院はバックコートからプレッシャーをかけ、ダブルチームでターンオーバーを引き出した。すると終盤、No.4幡出麗実がスティールから速攻で得点。No.11杉山も技ありのフローターを沈めるなどで追い上げて、聖和学園の38-30でハーフタイムを迎えた。 3Q、聖和学園No.4竹本、No.9齋藤のツーガードにした聖和学園はWエースが得点源に。しかし、大阪薫英女学院はNo.13細澤幸生がリバウンドで頑張ると、No.5三輪やNo.12小俣が得点をつないで置いて少しずつ点差を詰め、50-56で3Qを終えた。勢いに乗る大阪薫英女学院は4Q、No.12小俣の3Pシュートなどで2点差に迫る。この苦しい局面で聖和学園はWエースの得点で再びリードを作ろうとするが、勢いで勝る大阪薫英女学院に59-59と追いつかれてしまう。 ここからは決められたら決め返すという一進一退の攻防に。聖和学園はNo.5阿部、No.7内田のWエースにボールを入れて確率よく得点。大阪薫英女学院はNo.5三輪が距離のあるミドルシュートをねじ込んで追いかけるが、ターンオーバーも出てしまい、残り2分で6点差を付けられる。聖和学園は残り1分強、No.4竹本がスティール。それを得点につなげていきさらにリードを広げた。3Pシュートに活路を見出そうとした大阪薫英女学院だが、追いつくことはできず。聖和学園が昨年のリベンジを果たした。