大谷翔平“放出”でエ軍が得るはずだった「莫大なリターン」 痛恨の選択…米指摘
エンゼルスが最大のミス1位…「大谷翔平をトレード期限にキープしたこと」
米スポーツ局「ESPN」は9日(日本時間10日)、「2020年以降の各MLBチームの最悪のミス」ランキングを発表した。1位にはエンゼルスが選出されており、最大のミスは「ショウヘイ・オオタニを(2023年の)トレード期限にキープしたこと」としている。 【写真】「胸が締め付けられる」 大谷翔平がエ軍ベンチに向かって見せた“礼儀” デビッド・ショーンフィールド記者は「フロントオフィスはかつてないほど賢くなっており、信じられないかもしれないが、以前よりずっとミスが少なくなった。少なくとも、大きなミスは減ってきている」と言及している。 ただ、エンゼルスのアート・モレノオーナーについては「オオタニをトレードに出したオーナーと言われたくなかった。その代わり、彼はオオタニ、そしてマイク・トラウトがいても、勝てなかったオーナーとして記憶されることになるだろう」と説明している。 同記者によれば「モレノはトレード期限での決定を、ファンのために最良の判断を下したと正当化した」と言及している。「ファンの視点から考えると、彼ら(ファン)はお金を払ってチケットを買って、試合を観る。彼(オオタニ)は特別な選手だ」とモレノが語ったと同記者は報じている。 さらにモレノは「私は彼がプレーする姿を見たい。彼を残して、勝負に挑むことが、最善の方法だと我々は判断した」と説明していたと同記者は明かしている。 また、同記者は「(現地時間)7月26日にエンゼルスがオオタニをトレードしないことを決定したという情報が漏れたとき、エンゼルスは首位から7ゲーム差だった。FanGraphsによれば、プレーオフ進出の確率は16.7%で、少し運が良ければワイルドカードのスポットを得ることができたかもしれなかった」と振り返っている。 続けて「しかし、その時点ではオオタニは肘はまだ痛めていなかったことを忘れないでほしい。オオタニをトレードすれば、エンゼルスにプロスペクトという莫大なリターンをもたらし、2015年以降、勝ち越したシーズンがない球団を立て直すチャンスを得られたはずだった」とも指摘している。大谷を“残留”させたがエンゼルスは最終的に73勝89敗でシーズンを終えた。その2か月後、大谷はドジャースと契約。一瞬の判断が運命を分けたかもしれない。
Full-Count編集部