8台のアウディ eトロンで稚内から旭川まで約300kmを巡る旅。「アウディ サステナブル フューチャーツアー 北海道」で見えてくるもの
持続可能な社会の実現の重要性を考えるきっかけに
「アウディ サステナブル フューチャーツアー」は、持続可能な社会の実現の重要性について一人ひとりが考えるきっかけの場を作ることが目的とする、メディアツアー。今回で5回目の開催となります。 【写真はこちら】石油火力発電所との比較で、年間約70万トンのCO2排出を削減することができる(全9枚) これまで、バイオマス発電を岡山県真庭市(2022年4月)、地熱発電を岩手県八幡平市(2022年10月)、太陽光発電店舗を静岡県浜松市(2023年1月)、水力発電を鹿児島県屋久島町(2023年7月)において、それぞれのテーマに沿った「旅」を実施してきました。 今回は「風力発電」をテーマに、日本のカーボンニュートラル目標の達成に大きな役割を果たす北海道の中でも日本海に面した強い風と広大な土地を有する風力発電の適地、北海道北部の施設を訪問しました。 国内最大規模、世界でも最大級の蓄電池設備を誇る変電・蓄電施設である北豊富変電所では、主要設備である蓄電池棟施設の規模の大きさを展望台から一望。普段は立ち入れない蓄電池棟の内部も見学しながら、電力を使う側=電気自動車の重要性を改めて学びます。 日本最大の高層湿原であり、アイヌ語の「サル・オ・ペツ(葦原を流れる川)」が語源とされる「サロベツ原野」では、イチャー ガイドから湿原の成り立ちについてレクチャーを受けながら、木道を歩いて動植物を見学。雄大な自然を目の前に、生態系の保護や生物多様性の大切さについて考えたようです。 風力発電のパイオニアともいえる風力発電所「オトンルイ風力発電所」は、道内でも屈指の絶景ポイント。高さ約100mの風車28基が3.1kmに渡り、一直線に連なります。石油火力発電所との比較で、年間約70万トンのCO2排出削減効果をもたらしているそうです。
持続可能な未来について話し合う「ミーティング」を開催
他にも、日本最北端に位置するプレミアム・チャージ・アライアンスの拠点「アウディ旭川」を訪問。ツアーの始点である稚内から旭川までの約300kmを走るための電気を、約30分で充電できるウルトラチャージの「速さ」を実体験しました。 また、アウディのルーツにあたる「ホルヒ」ブランドの創立年である1899年に建設された、旧国鉄工場をリノベーションした施設「CoCoDe 旭川」では、風力をはじめとした北海道での再生可能エネルギーのポテンシャルや課題、持続可能な未来について話し合う「未来共創ミーティング」を開催。 北海道再生可能エネルギー振興機構の鈴木亨 理事長、環境経済学を専門とする北星学園大学 経済学部 経済学科 専任講師の藤井康平氏と藤井ゼミの学生5名がゲストとして参加しました。 冒頭、アウディ ジャパンのブランドディレクターであるマティアス シェーパース氏が、EVを再生可能エネルギー由来の電力で走らせることで、車両ライフサイクル全体のカーボンニュートラル達成を目指すアウディの電動化ビジョンを紹介。北海道の風力をはじめとする再生可能エネルギーのポテンシャルの高さが、カーボンニュートラルの実現に大きな役割を果たす認識を、共有することができました。 アウディは今後も、持続可能な未来を一緒に考え想いを共有する仲間づくりの旅「アウディ サステナブル フューチャーツアー」を継続していく予定だといいます。日本国内で再生可能エネルギーの活用において、先進的な取り組みは不可欠。そんな挑戦を続けるエリアをアウディの電気自動車eトロンで訪問し、地域の行政担当者や事業者、生徒や学生たちとの対話を通じて、新しい未来が切り拓かれていくことになりそうです。
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