清水尋也×⾼杉真宙インタビュー「かけがえのない盟友」
人生で忘れられないギフト
──特別な絆を持つお二人ですが、もしもギフトを贈り合うとしたら? 清水「真宙はゲームやアニメが大好きなので、僕がおすすめするアニメのDVDとか送りたいですね」 高杉「何がおすすめなの?」 清水「『ぼっち・ざ・ろっく!』だね。アニメだけじゃなく、劇場版も本当に面白いから、ぜひ見て!」 高杉「今度見てみるわ。逆に僕が尋也に何かギフトを贈るなら……ニット帽かな。ヒップホップが好きだし、ファッションの雰囲気に合いそうだから」 ──これまでの人生で一番忘れられないギフトを教えてください。 高杉「祖父からもらったブルーの羊革のジャケットです」 清水「いいね。ヴィンテージ?」 高杉「使い込まれた雰囲気があるから、そうなのかなと思ったら、数年前に買ったらしい。でもカッコいいので、しょっちゅう着ていますね」 清水「僕は映画『ちはやふる』の台本カバーですね。撮影中にあった僕の誕生日に、小泉徳宏監督や広瀬すずさん、野村周平くんなどキャストのみんなが台本カバーにメッセージを書いてプレゼントしてくれて」 高杉「うわ、それはうれしい!」 清水「普段は真面目な話をあまりしないメンバーが、そのときはしっかりメッセージを書いてくれたので、すごく印象に残っていて。単純にモノをもらうのもうれしいけど、そこに人の気持ちが乗っかっていると、より一層特別なものになりますね」 ──長年お互いをよく知るお二人だからこそ、それぞれにとって人生のギフト(才能)だと感じるものは? 高杉「いつも驚嘆するのは、尋也のコミュニケーション能力ですね。どんな現場にいても、はっきりと色濃い存在感があって、それが多くの人を惹きつけるんだと思います」 清水「真宙の場合は、逆にブレないところがすごい。いま彼が褒めてくれた僕のコミュニケーション力は「他人からどう見えるか」を気にする部分があるから生まれるものだと思うんです。真宙は反対で、自分の芯や好きなものがずっとブレない」 高杉「出会った頃から趣味は変わらずアニメやゲームだしね(笑)」 清水「そうそう。でも、そういうこだわりの積み重ねが高杉真宙という役者を形作っている。本当に彼ならではのギフトだなって思います」 Photos:Takahiro Idenoshita Styling:Shohei Kashima at W(Hiroya Shimizu) Yonosuke Kikuchi(Mahiro Takasugi) Hair & Makeup:Kazuya Matsumoto at W (Hiroya Shimizu) Sayaka Tsutsumi(Mahiro Takasugi) Interview&Text:Haruna Fujimura Edit:Mariko Kimbara, Miyu Kadota