【Bリーグ開幕特集 横浜ビー・コルセアーズ】エースの旅立ちを見届けた新生海賊、チームケミストリーを高めて上位進出を狙う!
フィンランド代表の監督、トゥオビHCのチームバスケットに期待大
ワールドカップで日本と死闘を演じたフィンランド代表のヘッドコーチ、ラッシ・トゥオビ氏との契約という興味深いニュースとともに始まった今オフ。まずは河村と同様にディフェンスに「ズレ」を作れるキーファー・ラベナをアジア枠として獲得した。 課題のインサイドは大補強を敢行。スペインの強豪サスキ・バスコニアで活躍し、ユーロリーグにも出場したマイク・コッツァー、同じくスペインのバレンシアで活躍しユーロリーグに出場したダミアン・イングルス、オールNBLファーストチームに選出されたゲイリー・クラークを揃えた。 フィンランド代表のバスケットスタイルに近い、攻守ともに動きのあるバスケットを展開するであろう今シーズの横浜BCが、強豪ひしめく中地区でどこまで順位を上げられるかに期待したい。 【注目選手】 キーファー・ラベナ(平均25.5分出場、12.4得点、2.8リバウンド、5.5アシスト) ドリブルによる突破力、得点能力、プルアップ3ポイントシュート、広いコートビジョンから繰り出されるアシスト、プレースタイルに若干の違いはあるものの、NBA挑戦に送り出した河村に変わって横浜BCを支えるポイントガードとして、これ以上ない選択だと言えるだろう。ペイントエリア内での得点期待値が3ポイントシュートより若干低く、B2プレーオフで3ポイント決定率が42%まで上昇したところを見ると、プルアップスリーを軸にしつつ、ペイントでは強力なインサイド陣へのパス供給を行う形での活躍が見られるだろう。 キング開(平均20.5分出場、5.7得点、1.5リバウンド、0.8アシスト) 出場試合とプレータイムを年々順調に伸ばし、昨シーズンついにフル出場を果たした横浜BCの秘蔵っ子。リング周りのショット決定率は6割を超え、ドライブやカッティングからインサイドでの得点能力に長けた選手だ。ボールを保持するとドリブル突破を狙い、タフショットを打ってしまうポゼッションも見られるため、ペネトレイトに失敗した後のアクションや選択肢は今後の伸び代と言っていいだろう。 ゲイリー・クラーク(平均30.4分出場、16.2得点、7.5リバウンド、2.3アシスト) 過去NBAで通算170試合に出場。GリーグからNBLのイラワラ・ホークスに所属した昨シーズンはオールNBLファーストチームに選出されたオールラウンダー。ローポストやカウンタードライブからの得点期待値は1.1を超えているため、起点となるオフェンスアクションからシュートを狙えなかった際に、キックアウトパスを受けてからも滞りなくリングを攻め、スコアを期待できる。
しんたろう
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