40歳代「新NISAで65歳までに1000万円」を貯めたい!実際にシミュレーションしてみた
2024年から新NISAが始まり、今まで投資をしたことない方にも資産運用に注目が集まっています。 【写真で見る】新NISAのシミュレーション結果をサッと確認 数年前に「老後2000万円問題」という言葉が話題となりました。将来に対するお金の不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 それでは、資産運用で1000万貯めるには、どのぐらいの積立期間と金額が必要になるのでしょうか。実際にシミュレーションしてみました。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「65歳で1000万円」月4万円での積み立てに必要な期間は?
スムーズな老後資産の形成には、毎月積み立てて貯蓄や投資をするのが有効です。 金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに、月4万円積み立てた場合に1000万円を形成するのに必要な期間を試算しました(【図表1】【図表2】参照)。 貯蓄のみで積み立てた場合と、新NISAのような運用利益が期待できる場合とでシミュレーション結果をみていきましょう。 ●預金金利が0.001%で想定した「貯蓄」の場合 貯蓄だけで積み立てて、かつ預金金利が0.001%のまま続くと想定すると、上グラフのような試算となります。 積み立てにかかる期間は20年10カ月なので、44歳以下の方は月4万円なら預貯金だけでも65歳までに1000万円貯められる計算です。 ●年利3%の運用で期待できる「新NISA」の場合 それでは、たとえば新NISAにて年利3%で運用して期待できる結果を【図表2】からチェックしていきましょう。 投資による収益が223万6000円出るため、積み立てに必要な期間は16年3か月まで短縮されます。 今の年齢が49歳以下なら65歳までに1000万円を貯められる計算となっています。
積み立て額を増やせばさらに短期間で1000万円を達成可能
「月4万円では1000万円に到達しない」「もう少し積み立て期間を短くしたい」という方は、積み立て金額の増額を検討しましょう。 最終的に形成できる資産の額は、主に次の3要素で決まります。 ・積み立て期間(長いほど増えやすい) ・積み立て額(多いほど増えやすい) ・運用利回り(高いほど増えやすい) そのため、目標資産額が決まっている場合、積み立て金額を増やせば期間は短縮できます。 利回りを4%とした場合、それぞれの積み立て額で1000万円貯めるのに必要な期間は【図表3】の通りです。 【図表3】利回り4%の積み立てで1000万円貯めるのに必要な期間 このように積み立て額を増やしたり、高い運用利回りを狙ったりすれば、積み立て期間を大幅に短縮可能です。 ただし、運用利回りを高めると、リスクの高い資産への投資が必要になるケースも考えられます。 損失リスクも高くなるためいたずらに利回りだけを追求せず、自分が許容できる適度なリスクの資産へ投資しましょう。 子どもの独立やローン完済、保険見直しなど月々の支出が減るタイミングでは、積み立て額の増額も検討してみましょう。