７回、二盗を試みた際に左肩付近を負傷し、険しい表情の大谷。右端はロバーツ監督（提供・共同通信社）

　「ワールドシリーズ、ドジャース４－２ヤンキース」（２６日、ロサンゼルス） 　ドジャースが本拠地で２連勝。だが試合後、大谷翔平選手の姿はベンチになく、ハイタッチにも姿を見せなかった。試合終了後、２分で肩を固定する様子もなくＴシャツ姿でクラブハウスを引き揚げた。 【動画】左肩を痛め、苦痛に顔を歪める大谷　スライディングの際についた左手が原因？ 　試合後、ロバーツ監督は左肩の亜脱臼と症状を説明。「今夜か、明日に精密検査を行う」と語り、クラブハウスで行ったテストでは「筋力や可動域に問題はなかった。安心してる」と明かした。最悪の状況は免れた模様で、指揮官は今シリーズ中に「ラインアップに戻ってくることを期待している」と説明。チームは試合後にニューヨークへ移動するが、大谷はロサンゼルスに残り、検査結果を待って今後の動きを決める模様だ。 　大谷は七回に四球で出塁後、Ｔ・ヘルナンデスの打席で初球にスタートを切ったが二塁はタッチアウト。その際、左肩を痛めて苦悶の表情を浮かべた。 　中継のマイクでは「肩っすね」と明かし、トレーナーから「外れた？」と問われ「たぶん」と答えた。スライディングの際に左手をついた際に痛めたとみられる。ベンチからトレーナー、ロバーツ監督が出てきて心配そうな表情を浮かべた。その後、トレーナーが左肩を固定するような形でベンチに戻ったが、同僚たちは表情が固まり、スタンドも静まりかえっていた。