人口600人の島で捕獲されるイノシシは毎年200頭 甘夏や柿など農産物に深刻な被害
平均で一度に4頭から5頭の子供を産む繁殖力旺盛なイノシシ。 野生鳥獣の生態に詳しい和田三生さんは「きちんと対策を取らなければ問題は解決しない」と話します。 農作物野生鳥獣被害対策アドバイザー(株式会社三生代表取締役) 和田三生さん「数日前も僕は朝倉に行って浮羽の方から朝倉・杷木を見ますと結構崩れた跡があります。あれだけ崩れますとエサ場も限られますし生息も限られますから、当然人里に下りてくるわけですね」「イノシシは5月6月には出産しますよという、これをずっとやるわけですから、とらなければ増えるのは当然のこと、だから増える以上に捕獲する、その技術がない限りは解決しませんね」 過疎化や農家の高齢化で耕作放棄地が増える中、拡大しているイノシシの被害。 人間と野生動物が、どう共存していくのか模索が続いています。
RKB毎日放送