【速報】大阪・堺泉北港で死んだクジラ 死骸を堺市西区の府所有の土地に埋設することで決定 知事「今週中には作業を完了したい」
19日午前に大阪湾で死んだことが確認されたクジラの死骸について堺市内の大阪府が所有する土地に埋めて処理することが決まりました。 クジラは先月、神戸市の沿岸で目撃されて以降、大阪府の堺泉北港内にとどまっていましたが衰弱し、19日午前11時ごろ専門家により死んだことが確認されました。 大阪府は19日午後4時からクジラの死骸の処理方法について会議を開き、堺市西区築港新町の府所有の土地で、産業廃棄物の埋め立て処分場である「堺第7ー3区」に埋めることが決定しました。 ほかに焼却や、他の海域に移動させ沈める方法も検討されましたが、解体作業が不要なことや、1~2年後に骨格標本として活用できることなどから、埋設が適当であるとして選ばれました。 クジラは推定で全長が約13~14メートル、体重が25~30トン程度のマッコウクジラのオスとみられ、すでに大阪市立自然史博物館が骨格の提供を求めているということです。 去年1月、「淀ちゃん」と呼ばれたマッコウクジラのオスが大阪湾の淀川河口付近に迷い込み、死んだ際には約8000万円をかけて死骸を紀伊水道沖まで持っていき、沈める方法をとりました。府によりますと土に埋める方法の方が比較的費用が安くすむということです。