都庁プロジェクションマッピングでゴジラ新作上映へ 米アカデミー賞受賞「白組」が制作参加
東京都の小池百合子知事は1日の定例会見で、今年2月にスタートした都庁舎の外壁を使ったプロジェクションマッピングの映像コンテンツに、第96回アカデミー賞で視覚効果賞に輝いた「ゴジラ-1.0」の制作に携わった「白組」が参加したゴジラの新作が上映されると発表した。 都では今年4月以降の土日と祝日に、ゴジラが都庁を襲撃するという内容のコンテンツを上映してきたが、第2弾のゴジラコンテンツ「TOKYO GODZILLAs」を、11月30日から投影する。小池氏は「歴代のゴジラが次々と都庁に現れる」という内容だとし、「アカデミー賞で視覚効果賞を受賞された『ゴジラ-1.0』の(VFXを手がけた)白組さんが参画して、お作りいただくことになっている。迫力ある映像を楽しんでいただきたい」と述べた。 小池氏はまた、コンテンツ上映前の時間帯に投影する広告の募集を始めるとも明かした。企業ロゴの静止画やプロモーション動画などを対象とし、最低価格が1週間53万円、1カ月158万円としている。「企業PRなどの場としてご活用いただきたい。プロジェクションマッピングで、都庁舎の壁面に新たな価値を生み出すとともに、民間の経済活動の活性化につなげていきたい」とも述べた。 都庁舎のプロジェクションマッピングはこれまで39万人が観覧したという。小池氏は「いまや東京の新たな観光スポットになっている」とアピールしたが、一方で、小池氏が3選された今年7月の都知事選の選挙戦では、関連事業を含め2年で48億円の予算が組まれているとして、他候補から疑問の声が上がった経緯もある。