女性にテック系のキャリア奨励-シンガポールが賃金格差の縮小目指す
(ブルームバーグ): シンガポールは男女間の賃金格差を縮小するため、より多くの女性が科学、テクノロジー、エンジニアリング関連の仕事を目指すよう奨励している。
昨年の賃金格差は14.3%と、2018年の16.3%から縮小したものの、2日に行われた議会の質問に対する人材開発省の答弁書によると、政府はさらなる進展を目指している。
年齢や学歴、職業、産業、労働時間の調整後では、賃金格差は6%になった。これは米国やカナダに匹敵する水準だと同省は説明した。
シンガポールは差別防止のため、年内に同国初の職場公平法を導入する方針だ。また、キャリアに関するジェンダーステレオタイプへの対策にも取り組んでおり、テクノロジー分野での女性の育成に向けたイニシアチブも進めている。
原題:Singapore Urges Women to Pursue Tech Careers to Narrow Pay Gap(抜粋)
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Nurin Sofia