センバツ2024 甲子園向け最終調整 対外試合解禁 耐久、智弁和歌山と /和歌山
センバツに出場する耐久は3日、智弁和歌山と同校グラウンド(和歌山市)で練習試合を実施した。高校野球の対外試合が2日に解禁され、県内の強豪を相手に最終調整に入った。昨秋以降実戦から離れていたためか緊張した面持ちで、手探りのスタートとなった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 1試合目は、エースの冷水孝輔投手(2年)が先発。六回までマウンドに上がり、智弁和歌山の花田悠月選手(同)から3本塁打を浴びるなど苦しんだ。一方の打線は八回と九回、敵失に足を絡めた攻撃で2点ずつ返すなど、相手の隙(すき)を逃さない持ち味を発揮していた。2試合目は坂田大和投手(1年)が尻上がりに調子を上げ完投。2試合とも敗れたが、要所では粘り強くプレーした。 冷水投手は「100点満点で言えば0点に近い出来でした。再び良い感覚をつかめるよう、調整する」と気合を入れ直し、井原正善監督は「(1試合目の)後半にノーヒットから点につなげられたことは良かった」と振り返った。【安西李姫】