「ここがゴールではない」女子やり投げ・北口榛花が殊勲賞・NHK賞 世界選手権金メダル&ダイヤモンドリーグ世界制覇
日本プロスポーツ協会は21日、第53回日本プロスポーツ大賞の受賞者を発表しました。 【画像】北口榛花 競技中のカステラが話題に 日本のプロスポーツ界の健全な発展に貢献した選手や団体におくられる日本プロスポーツ大賞。 殊勲賞・NHK賞は、女子やり投げの北口榛花選手が受賞しました。 北口選手は、8月にハンガリーのブダペストで行われた陸上の世界選手権に出場。投てき種目で日本女子初の金メダルを獲得し、2024年に開催されるパリ五輪代表に内定。さらに陸上の世界最高峰の大会・ダイヤモンドリーグファイナルでも日本人初の世界一に輝きました。 2023年、数々の偉業を成し遂げた北口選手。授賞式後の会見では「数多くのスポーツがある中で、陸上競技・やり投げという種目でこのような賞をいただけてうれしいです」と喜びのコメントを残しました。 また、今年1年を振り返り「世界陸上での最終投てきでの逆転が一番印象に残っています。自分がやったとは信じられなくて、魔法にかけられた自分が自分の意思とは関係のない所でやっているように自分の目には映るんですけど、こうやって今年最高の成績を残せたことは自信になりますし、ここがゴールではないので、ここから先に向けて頑張ります」とコメント。 そしてパリ五輪に向けては「世界選手権で金メダルを取ったので、オリンピックでも金という気持ちは強いです。4年に一度、アスリートにとって特別な舞台で一味違うということは東京五輪で感じているので、しっかり準備をして特別な思いを持ってパリに臨めたらいいなと思います」と強く意気込みました。