【NFL】タイタンズで“攻撃的なディフェンス”の育成を目指すウィルソン新DC
テネシー・タイタンズの新守備コーディネーター(DC)デナード・ウィルソンがどのような哲学を培うことを目指しているかはすでに明らかになっている。先週に行われた入団記者会見で、ウィルソンDCは自分の仕事における基本的な使命について詳しく説明。その内容は、2023年シーズンのタイタンズに欠けていたものだった。
チーム公式サイトによると、ウィルソンDCは「フットボールはスキームではなく選手が重要なのだ」と述べ、こう続けたという。
「だから、彼らが何を得意とするのかを見極めなければならないし、彼らの才能を開花させられるようなスキームを構築することになる。スキームについてはこう言える。ずっと前に学んだことで、ジョージ・パットン将軍が言っていたことだ。“防衛に成功した者はいない。攻撃し、さらに攻撃しろ”とね」
「攻撃的なディフェンスになる。激しいアプローチをとるつもりだ。賢く、理知的で、戦うことに決して妥協しない。それがこの地で私たちがプレーするフットボールだ」
2023年シーズン、タイタンズ守備陣は被ヤードに関してはすべてのカテゴリーで中位につけていたものの、ターンオーバーに苦戦。テイクアウェイ数(14回)ではリーグ内31位、インターセプト数(6回)では最下位となっている。
マイク・ブラベルがヘッドコーチ(HC)を務めていた過去6年間に、2度のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区制覇を成し遂げ、2019年シーズンにAFCチャンピオンシップゲームに進出できたのは、堅固なディフェンスが大きな要因となっていた。しかし、負け越しシーズンが続いたことを受けて、タイタンズは2023年シーズン終了後にブラベルを解雇。初めてヘッドコーチに就任するブライアン・キャラハンのために新たな道を切り開いた。
キャラハンHCは自分のそばで、1年目の守備コーディネーターが自分の思い通りにディフェンスを動かす権限を持つことになると明言している。ウィルソンDCはチームにいる才能豊かな選手たちの長所を生かしてブリッツを得意とするユニットを作るつもりだ。