【NFL】タイタンズで“攻撃的なディフェンス”の育成を目指すウィルソン新DC
「私は才能のある選手を見れば、その選手からベストを引き出せると感じるのだ」とウィルソンDCは話している。
「自分の周りにいるどのような選手に対しても、まず私がやることがある。自分がとてつもなく素晴らしい教師だという誇りを持つことだ。彼ら自身が理想としている姿よりもより良くなるよう、あるいは潜在能力を発揮できるようにするために、やる気を起こさせる。そして、彼らを奮い立たせるんだ」
サック数(11.5回)でチームをリードしたディフェンシブタックル(DT)デニコ・オートリーや、タックル数(163回)でチームトップに輝いたラインバッカー(LB)アジーズ・アル・シャイアなど、今オフシーズンには複数の先発選手がフリーエージェント(FA)になる予定だ。そうした中で、ウィルソンDC率いるディフェンスの構成メンバーは完全には明らかになっていない。とはいえ、DTジェフェリー・シモンズやLBアーデン・キー、LBハロルド・ランドリーはまだ契約を結んでいる状態であり、そこにウィルソンDCの攻撃プランの重要なベースがあると言えよう。
41歳のウィルソンDCは12年間におよぶNFLでのコーチングキャリアにおいて、大きな成功を収めたディフェンスに携わってきた。この2シーズンはとりわけそうだったと言える。ウィルソンDCは2023年シーズンにボルティモア・レイブンズでディフェンシブバック(DB)コーチを務め、カイル・ハミルトンがリーグ屈指のエリートセーフティ(S)に成長するのに貢献した。2022年には、第57回スーパーボウル出場に向けて圧倒的な強さを誇っていたフィラデルフィア・イーグルスの守備陣で、同じくDBコーチを務めている。ウィルソンのユニットが忠実にバックエンドをカバーしていた中で、それらのディフェンスはそれぞれのシーズンにサック数でリーグトップに立った。
そうしたディフェンスと同じように容赦のない動きをタイタンズにもたらすことを目指しているウィルソンDCは、次のようにコメントしている。