演歌歌手・丘みどりがお馴染みのヒット曲をカバー!中森明菜、globe、久保田早紀…名曲の数々が“ひとりの女性の物語”に「シャッフルせずに聴いていただきたいです」
THE CHANGE初の和服姿で登場するのは、演歌歌手の丘みどり。18歳のときにアイドルユニットのメンバーとしてデビューし、21歳で演歌歌手に。2025年、デビュー20周年を迎え、1月は初主演舞台を控える丘みどりのTHE CHANGEとは――――【第3回/全5回】 ■【画像】演歌歌手・丘みどりがお馴染みのヒット曲をカバー!40歳とは思えない美しい肌にまっ赤なドレスが映えるジャケ写 幼いころから民謡を習い、数々の民謡コンクールで優勝。演歌が大好きで、いつか自分も演歌歌手になりたいと夢を抱いていた少女「岡美里」は今、スポットライトを浴びて演歌を歌い続けている。 「演歌の魅力ですか? 私が子ども心に惹かれたのは、歌詞とメロディのカッコよさです。どちらかというと、男性歌手の方が歌う海の男の歌が好きで、鳥羽一郎さんの『兄弟船』を聴いて“カッコいいーーー!”としびれちゃう女の子でした。私もいつか、紙吹雪が舞う中で歌ってみたい……と憧れていましたね」
おなじみのヒット曲が、丘の歌唱で新たな色を放つ
2015年に『おけさ渡り鳥』で演歌歌手デビューしてから、丘みどりは16枚のシングルと、3枚のオリジナルアルバムをリリース。そして今年12月25日には、来年のデビュー20周年に先駆けて2枚組のアニバーサリーアルバム『JOURNEY』が発表される。 「1枚はカバー曲集なのですが、楽曲がひとつの物語になっているんです。都会で暮らす女性が恋に破れ、何もかも捨てて海外をさまよい、再び帰ってきてもう一度前に進み出す……そんなストーリーを、さまざまなジャンルの曲で表現しています」 八神純子の『みずいろの雨』、中森明菜の『難破船』、globeの『DEPARTURES』、久保田早紀の『異邦人』、米米CLUBの『浪漫飛行』に、DREAMS COME TRUEの『大阪LOVER』……おなじみのヒット曲が、丘の歌唱で新たな色を放ち、ひとりの女性の姿が浮かび上がってくる。 「演歌もJ-POPも原曲がリリースされた時代も問わず、今の丘みどりが持っているすべてを注ぎ込んでレコーディングしました。できれば……いえ、ぜひともシャッフルせずに聴いていただきたいです!」 DISC1のラスト『トリドリ夢見鳥 feat.DJ KOO』は、なんとDJ界のカリスマとのコラボレーションで、このアルバムのための新曲。日本盆踊り協会の公式タイアップソングにもなる、アゲアゲでノリノリな1曲になっている。 「もう1枚は、これまでのオリジナル曲を収録したもの。聴いていると私自身、当時のことを思い出して感慨深いです」 歌うときに常に心がけているのは、師と仰ぐ花柳糸之に教えられた歌の主人公になりきって歌うこと。 これが、2025年の幕開けとなる初主演舞台『おちか奮闘記』へと繋がっていく……。 丘みどり(おか みどり) 1984年7月26日生まれ。兵庫県姫路市出身。11歳から数々の民謡コンクールで優勝。2002年にアイドルデビューするが、演歌歌手への夢を追い求めて2005年に『おけさ渡り鳥』で演歌歌手としてデビュー。2016年に第9回日本作曲家協会音楽祭「奨励賞」、第49回日本作詩大賞「優秀作品賞」を受賞し、2017年から3年連続でNHK紅白歌合戦に出場。2024年12月25日にオリジナル曲とカバー曲を収録したアルバム『JOURNEY』をリリース。 工藤菊香
工藤菊香