“スマホ依存”な自分が情けない…元TBSアナ・39歳の私が「もはやスマホに飼われている」と感じるワケ
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。 TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。 第14回となる本記事では、冬本番の札幌で落とし物を拾ったエピソードから、スマートフォンへの思いを巡らせます(以下、アンヌさんの寄稿)。
札幌の街でスマホを拾った
私が生活している北海道札幌市は、もうすっかり雪が積もり冬本番となってしまいました。 先日、愛犬のゴールデンレトリバーと朝のお散歩に出てしばらく歩いたところ……道の真ん中に、一台のスマートフォンが落ちているではありませんか。 黄色いカバーのスマホにはうっすらと白く雪が。拾い上げ近くの交番に届けた私。落とされた方はさぞ狼狽しているだろうとこちらの心臓もぎゅっと締め付けられました。 だって……はっきり言って、お財布をなくすよりもスマホをなくすほうが今やよっぽど痛いとも言えませんか?
今年の夏、羽田空港での出来事
今思えば、私もスマホがらみでかなりゾッとした出来事がありましたっけ……。 それは今年の夏の出来事。雑誌の撮影で朝一番の飛行機で東京に向かい、その日の夕方便で札幌に戻る計画でした。 愛犬の子守は父に任せていましたが、彼女(愛犬は女の子です)の生理現象やご飯の件も心配で、とにかく早く帰らなくてはと、撮影後バタバタと羽田空港に向かったのでした。 しかし羽田に着いた途端、激しい稲光! さらにとんでもない量の雨がバーっと降り始め、嫌な予感……。チェックイン後手荷物検査場へ。北海道新千歳空港行きの搭乗口に着いてみると不穏な空気が。 多くの人でひしめき合い、ちょっとした混乱状態になっていたのです。 あまりにも激しいゲリラ豪雨により飛行機の整備ができず、運航がことごとくストップするという非常事態が生じていたのでした。