6月17日に目撃された白いシャチ（動画提供：知床ドリームさん）

　北海道・知床の羅臼沖で白いシャチが目撃され、泳いでいる様子を撮影した貴重な動画がX（Twitter）で約250万件表示されるなど話題になっています。 【画像】跳ねる白いシャチ

群れの中に白いシャチを確認

　動画では、飛沫を上げて泳ぐシャチの群れのなかに、背びれが高い個体と低い個体、2頭の白いシャチがいるのが確認できます。体全体が白いと同時にうっすら模様も確認でき、その姿はまるで光り輝いているようにも見えます。 　ネイチャーフォトグラファーの知床ドリームさんが6月17日の15時ごろに撮影。2009年から野生のシャチを撮り続けるなかで、今回初めて白いシャチに出会えたそうで「夢だったのでは」と振り返っています。 　投稿者さんが乗っていた「知床ネイチャークルーズ」が、白いシャチを発見した観光船から連絡を受けてポイントに向かったところ、この光景が広がっていたようです。なお、遺伝子の異常によりメラニンを生成できないアルビノか、遺伝子は正常で体色が白い白変種かは不明。 　コメントでは「すごい！かっこいい！」「白いシャチがいるなんて知らんかった」「泳いでるの初めて見た！」と、神秘的な存在感を放つ白いシャチを初めて見たという声も多く、3万件以上の“いいね”が集まる反響を呼んでいます。 　ちなみに羅臼沖の白いシャチは2019年に初めて目撃され、2021年、2023年にも確認されています。