秋篠宮さま「娘は一所懸命取り組んでいる」2024年、佳子さまの活躍とワンピースに込められた“決意”
「手話のみならず、いろいろなところから声をかけていただいて公的な活動の幅が広がっていると思います。私から見て娘はそれ一つひとつ非常に大切に、そして一所懸命取り組んでいると思っております」 【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも
佳子さまの仕事ぶり
昨年11月25日、59歳の誕生日を迎える前に行われた記者会見で秋篠宮さまは、次女、佳子さまの1年間の仕事ぶりをこのように高く評価したが、2024年の佳子さまは忙しかった。 新しい年が明けたばかりの元日の午後、石川県の能登地方は巨大な地震に見舞われ、多くの死傷者が出た。1月22日、東京都内で開催された「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」に出席した佳子さまは、手話を交えて、「能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、大切な方を亡くされた方々、被災された方々に心からお見舞い申し上げます」と挨拶した。 4月12日、佳子さまは東京都渋谷区にある明治神宮を訪れた。明治神宮には佳子さまの先祖である、明治天皇と、后の昭憲皇太后が神として祀られている。昨年は、昭憲皇太后が亡くなって110年にあたることから、佳子さまが参拝した。 天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が4月23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、両陛下の長女、愛子さまが初めて参加した。この園遊会で佳子さまは、初参加で緊張している愛子さまを気遣い、優しく何度も声をかけるなどして、頼りになるお姉さんぶりが話題となった。 5月25日から6月1日までは、ギリシャを公式訪問した。両国の外交関係樹立125周年などにあたり、ギリシャ政府から招待されたもので、大統領を表敬訪問し、首都アテネのパルテノン神殿や国立ろう者施設などを視察した。 まじめな性格である佳子さまは、訪問前、かなり熱心に準備に取り組んだ。訪問先では、明るい笑顔と華やかなルックス、それに加えて思いやりあふれるやさしいしぐさで多くのギリシャ国民を魅了した。 10月、佐賀県で開催された「国民スポーツ大会(旧国民体育大会)」総合閉会式に出席し、男女総合優勝した東京都代表に天皇杯を、女子総合優勝した同じく東京都代表に皇后杯を手渡した。天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が10月30日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、パリ五輪の金メダリストや各界の功労者など約1400人が出席した。 この日、女性皇族は和装だったが、振り袖姿の若い佳子さまと愛子さまは、特に華やかで、出席者たちから大いに注目された。11月5日、天皇、皇后両陛下は、文化勲章受章者と文化功労者を皇居・宮殿に招き、茶会を催した。 佳子さまと愛子さまも出席したが、この場でも2人の活躍ぶりが話題となり、週刊誌やネット報道などで大きく取り上げられた。佳子さまと愛子さま、という20代の女性皇族の活躍が目立った年でもあったと思う。