エース石川祐希が21得点、遅れて合流「疲労感じながら…いい経験」 フルセットでドイツ破る【男子バレーネーションズリーグ】
◆男子バレーネーションズリーグ1次リーグ 日本3―2ドイツ(5日、西日本総合展示場) フルセットの接戦を制して日本がドイツを破り、福岡大会の1次リーグ第2週で2連勝とした。第1セットを先取したが、2セットを連続で奪われる苦しい展開。第4セットを2点差で取り返すと最終セットは2点差から石川祐希と高橋藍の得点で突き放し15―8で勝利を決めた。 ■男子バレー仲良すぎる歓喜の輪【動画】 石川は西田有志と並ぶチームトップの21得点をあげ、最終セットでは相手の得点後に流れを取り戻すスパイクやサービスエースを決めるなど苦しい局面で主将として勝利の流れをつくった。コンディション調整のために高橋藍とともに今週から遅れて合流。2試合目でいきなりフルセットとなり「疲労感がたまってしまって後半少しプレーが雑になってしまったり、ジャンプしていないなって感じているところもあった。でも疲労を感じながら試合をするというところではいい経験になった」と振り返る。 大会途中での加入と、久々の日本代表でのプレーで十分に連携が取れていない点も疲労がたまる一因かもしれない。「昨年のフィーリングだけでやってしまっているので、もう少しコミュニケーションを取る必要があると思う。連携にはもう少し時間がかかるけど、試合の中で修正していくしかないと思います」と2試合を振り返り、これからは試合ごとに連携を高めていくつもりだ。 次戦は中1日でポーランド戦。フィリップ・ブラン監督は「次はこの2試合で出場機会が少なかった選手にチャンスを与えたい」と構想を明かす。石川は「もう少しチームで話し合って次の試合で修正していきたい」と次戦を見据えた。
西日本新聞社