「事実確認までに多くの時間を」2か月前のFC東京戦で違反行為…東京Vが当該者に無期限入場禁止処分
東京ヴェルディは24日、味の素スタジアムで4月13日に行われたJ1第8節・FC東京戦において、クラブの試合運営管理規程に違反する行為が発生したと発表した。 【動画】「なぜこれで怒られないのか」Jリーグの試合前の光景に海外ファン驚愕 違反行為は「差別的・侮辱的な内容・表現を想起させる掲出物の持ち込みおよび掲出」。当該者1名に対し、無期限入場禁止の処分を科した。対象試合は24日以降に開催される東京Vの全試合となる。 クラブは公式サイトで「この度は、試合運営管理規程違反行為の発生を未然に防ぐことができず、当該試合に関わる全ての方々にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪。今回の報告に至るまでの経緯を以下のように説明した。 「当該事案発生後、Jリーグをはじめとする関係各所と連携するとともに、違反行為が記録された中継映像や写真等の確認、東京ヴェルディのサポーター団体へのヒアリング調査を重ねて行ってきました」 「その調査過程において、今回の事案はサポーター団体のメンバーによるものではない可能性が高まったことで、さらなる周囲への聞き取りやヒアリング対象者を拡大させていく必要が生じ、違反行為者の特定とその事実確認までに多くの時間を要しました。ご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます」 「差別的・侮辱的な内容・表現は決して看過することのできない行為であり、東京ヴェルディとしましては、今後このような行為が発生しないよう、観戦ルール・マナーに沿ったスタジアム運営を徹底し、安心・安全・快適なスタジアムづくりを目指し、スタジアムコンセプトに掲げる『みんながたのしいスタジアム』を実現できるよう、より一層再発防止に努めてまいります。今後の対応といたしましては、横断幕等スタジアム内の掲出物に関する事前申請制などの実施を検討いたします」 「スタジアムに来場される皆様におかれましては、今一度観戦ルール・マナーの遵守にご理解とご協力をお願いいたします」