「生理の貧困」の解消を目指す沖縄キリスト教学院大の学生団体 三原じゅん子大臣から表彰「こどもまんなかアワード」
【東京】政府は、子どもや若者の支援団体などを対象とした「未来をつくる こどもまんなかアワード」で、生理への理解促進や「生理の貧困」の解消を目指す沖縄キリスト教学院大学の学生団体Ladybird(レディーバード)を内閣府特命担当大臣表彰に選んだ。18日、こども家庭庁で表彰式があり、リーダーの天願希珠南(きずな)さんが三原じゅん子こども政策担当相から賞状を受け取った。 【写真】中学生に「生理の貧困」を説明するレディーバードの兼島藍さん、新里菜乃葉さん、天願希珠南さん 同団体は性別に関係なく生理について理解を深めてもらおうと、小中学校での出前授業を実施。経済的な理由で生理用品を購入できない県内大学生への無償配布や、交流サイト(SNS)での情報発信などにも取り組んでいる。 天願さんは「受賞はとてもうれしい。性に関係なく生理について話せる社会を目指していきたい」と笑顔。副リーダーの仲間千(ち)花(はな)さんは「主催イベントへの参加者も増えている。活動が途絶えないよう4年生として後輩にしっかり引き継ぎたい」と誓った。 アワードは昨年度に続いて2回目。最優秀の総理大臣表彰に次ぐ内閣府特命担当大臣表彰は、昨年も県内から「名護市学習支援教室ぴゅあ」が受けている。(東京報道部・山城響)