日立の鉄道部門トップが会見 買収の“信号システム事業など”で収益拡大図る
日立製作所の鉄道ビジネス部門のトップが会見を開き、買収した信号システム事業などで収益拡大を図る考えを示しました。 【映像】ジュゼッペ・マリノCEOのコメント 「(企業買収によって)私たちは1億ユーロ程度(約170億円)の利益のシナジー効果を見込んでいます」(日立製作所ジュゼッペ・マリノCEO) 日立のグループ会社は5月、フランスの電機大手・タレスの信号事業部門を約2800億円で買収しました。マリノCEOは、買収の相乗効果によって従業員が増えて開発力が伸びたとしていて、「今後成長するための基盤がすべて揃った」と語りました。買収によって、2024年度の日立の鉄道ビジネスは売上高が1兆円以上になる見通しで、そのうち5割以上が持続的な収益が得られる制御システムなどになるということです。 今後は新幹線などの鉄道車両の製造のほか、デジタル技術を生かした信号や運行管理システムなどのビジネスを推進していくとしています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部