”復活の精密機械”王者ロマチェンコ、カンボソスの動きは「すべて想定内」現役は続行か!?
5月12日(日)オーストラリア・パースにてプロボクシング[IBF世界ライト級王座決定戦]が行われ、五輪連覇&3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(36=ウクライナ)が、元ライト級3団体統一王者ジョージ・カンボソス・ジュニア(30=オーストラリア)に11R、2度ダウンを奪ってのTKO勝利で王座返り咲きとなった。 ロマチェンコは試合後、戦ったカンボソスに関して「彼のやることはすべて想定内だった」と振り返った。 【フォト&動画】相手に当てさせないロマチェンコの神技!KOシーンも 試合では、ロマチェンコの独特のステップワークと高速パンチの連打にほとんど手が出なかったカンボソス。6Rにカンボソスが攻め込んだシーンがあったが、その後ロマチェンコが一方的に攻めると、カンボソスの顔から流血するなど傷だらけに。そして11Rにボディで2度ダウンさせTKO勝利となった。 ロマチェンコは試合後の会見で、カンボソスについて聞かれると「もう少し期待していたんだけど、彼のやることはすべて想定内だった。ラウンドごとに調節して、この試合中にフィニッシュできると思った」とカンボソスの動きを読めていたとし「これは世界タイトルマッチ、力強いフィニッシュが必要だった。この試合のために真剣に準備した。今日は僕の試合スタイルが良かった」とKOでの王座返り咲きが必要だったと述べた。 試合前、引退が近いと発言していたロマチェンコ。今年もボクシングをやるかとの質問には「多分」と答え、現役続行を期待させた。 仮に続行するとすれば次戦の相手は誰になるのか、今回のような素晴らしいパフォーマンスをまた見せて欲しい。