松井大輔は、日本フットサルをどう変えるのか?新理事長が掲げる5つのミッション|Fリーグ
7月18日、日本フットサルトップリーグの理事長に松井大輔氏が就任することが決定。同日、高円宮記念JFA夢フィールドにて記者会見が行われた。
松井新理事長の任期は2年間
現役時代、サッカー日本代表屈指のテクニシャンとして活躍してきた松井大輔氏は、2022-2023シーズンにFリーグのY.S.C.C.横浜に加入。J3のY.S.C.C.横浜の両チームに所属し、サッカーとフットサルの“二刀流プレーヤー”に挑戦し大きな話題を呼んだ。 松井氏はその後、2023-2024シーズンにFリーグアンバサダーに就任し、フットサルおよびリーグの認知度向上に従事。5月に行われたFリーグキックオフカンファレンスでは「フットサルを広めるために、選手が輝いてプレーする場所を提供することが大切です。自分はそういった環境づくりに取り組んでいきたい」とコメントしていた。 なお日本フットサルトップリーグ理事長の任期は2024年7月から2026年6月末までの2年間。松井氏は記者会見にて、チェアズ・ミッションとして『プティ・タ・プティ(少しずつ)』を掲げ、「日本フットサルを取り巻く環境を少しずついい方向に変えるために5つのミッションを掲げて活動を進めていきたい」と、指針を語った。
日本フットサルを取り巻く環境を少しずついい方向に
■松井大輔新理事長コメント 新理事長に就任させていただく松井大輔です。 今回の就任にあたって、日本フットサルトップリーグ、自分としては危機感をもって、一人ではなく、全員が危機感をもってチームでやっていきたいです。 今のスポーツ界の流れは早いので、そこに対応しながら、土台となるいいところは残しつつ、変えるところは変えて、少しずつ方向を示していきたい。 フットサルのよさ、普及などありますが、自分の力を最大限に出しながらフットサルリーグ、育成年代など、全体への認知であるとか、いろんな形で自分の力を発揮できればいいと思っています。 ■小野寺隆彦専務理事コメント 松井理事長はこれまで日本のサッカーだけではなく、世界で活躍されてきました。2021年からフットサルとサッカーの二刀流のチャレンジをしてきました。 昨年度からはアンバサダーとして、会場でのクリニックやエキシビジョンへの参加などの活動をしてきました。 そして今回、当法人の改選にあたり、Fリーグ、女子Fリーグをより発展させていくために、フットサルへの理解が深く、かつフットサルブランドを広く発信できる方が理事長にふさわしいということから、松井大輔氏が理事長に選任されました。サッカー界を含む多くの方と交流し、日本のフットサル界をよりよい形にできるように活動を進めてくれるでしょう。 ■チェアズ・ミッション「プティ・タ・プティ」と5つのミッション 松井大輔新理事長:「プティ・ダ・プティ」。これはフランス語で「少しずつ」という言葉です。日本フットサルを取り巻く環境を少しずついい方向に変えるために、5つのミッションを掲げて活動を進めていきます。 <任期2年で取り組むミッション> クロスボーダー:世代、地域、カテゴリー、サッカー、フットサルの垣根を越えて交流します グローバルマインド:日頃から世界との接触機会を増やすことに挑戦します ネクストジェネレーション:小中学生年代にアプローチし、次世代にフットサルを普及します ファンビルド:ファンマーケティングの取り組みを始めます ソーシャルグッド:社会に対して役に立つリーグであることを目指します。