日本を潰したイラクはまだまだ強くなる イングランドに“プレミア進出”を夢見る21歳の大型FWがいた
今季はプレミア昇格のチャンスがある
アジアカップ2023・グループステージでは日本代表をも撃破し、パワーアップしていることを証明したイラク代表。ベスト16ではヨルダンに敗れたが、目指す2026年のワールドカップ出場へ収穫のある大会だったのではないか。 そんなイラクサッカー界で注目される若手の1人がイングランドのイプスウィッチ・タウンでプレイする21歳のFWアリ・アル・ハマディだ。 アジアカップではグループステージ最終節のベトナム戦でしか出番がなかったが、今後が期待されている若きアタッカーだ。 これまでスウォンジーのアカデミーで技を磨き、ウィコム・ワンダラーズ、ウィンブルドンとイングランドで経験を積み、そして今年1月にはイプスウィッチ・タウンに移籍。現在イプスウィッチ・タウンはイングランド2部で4位と好調で、2028年まで契約を結ぶアル・ハマディにはプレミアリーグでプレイするチャンスがある。 英『BBC』によると、アル・ハマディもプレミアリーグでのプレイを夢と語っており、アル・ハマディがそのステージに辿り着けばイラクサッカー界にとっても大きな一歩になる。 「イプスウィッチでプレミアリーグに昇格したいと思っているし、それは選手としての野望の一つだ。これまでプレミアリーグでプレイしたイラク人はいなかったと思う。ずっと考えてきた夢なんだ」 「イプスウィッチはただ勝利を求めるのではなく、選手を改善し、成長させてくれる素晴らしい監督がいる。まさに上昇軌道に乗っているクラブだよ。それがイプスウィッチに惹かれた理由だ」 今季前半戦はイングランド4部相当となるリーグ2のウィンブルドンに所属し、そこで13ゴール6アシストの成績を残してきた。187cmのサイズも魅力だが、アル・ハマディはイラクサッカー界を引っ張る存在となれるか。
構成/ザ・ワールド編集部