【ベトナム】ハノイ・メリン都市開発、登録は1社のみ
ベトナムの首都ハノイ市計画投資局によると、メリン新都市区開発プロジェクトの事業主を募集したところ、申請期限までに登録したのはタセコ不動産投資社(タセコランド)の1社のみだった。25日付ダウトゥ電子版などが報じた。 新都市区はメリン郡のメリン村とバンケー村にまたがる40.6ヘクタールに建設する。計画によると、3~5階建て住宅(計657戸)、10階建て社会住宅(809戸)、3~9階建て商業施設2棟、教育施設、医療施設、文化スポーツセンター緑地などを整備する。 総投資額は約3兆2,000億ドン(約1億3,000万米ドル、188億円)で、うち建設費は2兆9,000億ドン余り、残りは立ち退き補償や再定住支援費用。事業期間は50年。完成は2028年末を予定する。 メリン郡はノイバイ国際空港に隣接しハノイ環状4号線が通過する地の利があるとして、大規模な不動産開発が相次いだが、その多くは未完成だ。郡人民委は最近、実施が遅れている複数のプロジェクトの認可取り消しを提案している。 タセコランドの前身は、09年に設立されたアンビン不動産。市内のタイホータイ(タイ湖西部)都市区外交団地区の集合住宅や北部のクアンニン省、ナムディン省、北中部タインホア省などで都市区や居住区を開発してきた。