賃上げ要求、25年春闘も 自動車総連の金子会長が表明
自動車や部品メーカー、販売会社の労働組合でつくる自動車総連の金子晃浩会長は5日、新潟市で記者会見し、2025年春闘で「賃上げの流れを止める理由は全く見当たらない」と述べ、物価高などを踏まえ継続的な賃金改善を求める考えを表明した。具体的な要求水準は言及を避けた。 定期大会を5日に現地で開催したのに合わせて見解を語った。自動車メーカーで共通する年間休日数を121日から126日に増やすことを目指す方針も明らかにした。人手を確保するため自動車産業の魅力を高める。 24年春闘では賃上げ額の加盟組合平均は1万1166円で、1992年以来、32年ぶりの高水準だったという。