令和の虎・林社長「武田塾」の経営ノウハウを活かし、2年で6億円を稼いだ秘密とは?
とにかく動く! 今を楽しむ! それが成功の秘訣
水野:最後に、今後の林さんの展望を教えてください。 林:今後もさまざまな新規事業をしていきたいと考えています。そのひとつが「FiNANCiE」(フィナンシェ)です。これは、ブロックチェーン技術を活用したトークン型のクラウドファンディングサービスのことです。 これまでは、企業が拡大し仮に売却などを行っても、その利益を受け取るのは株主など限定された人のみでした。しかし、正確に言えば、企業を支えてくれたのは株主だけではありませんよね。そのサービスを初期に利用してくれていたユーザーやクライアントなどが、確実にいたからです。 ところが、これまでは株主以外の方々に還元できる方法がありませんでした。その点、FiNANCiE(フィナンシェ)のサービスを使えば、成功を下支えしてくれたすべての方に「恩返し」ができることになります。これは、今までの常識を覆すサービスとなりうるのではないでしょうか。 そういう意味で私は、武田塾のような「これまでにない画期的なサービス」をこれからも生み出し続けていきたいと思っています。
【インタビューを終えて(水野)】
毎晩キャバクラで豪遊し、時には一晩で1,000万円使うこともあるとか。 そもそも「授業をしない塾」という「武田塾」のキャッチフレーズもぶっとんでおり、毎晩、銀行口座がゼロになるまでお金を遣い、通帳の残高をXで公開するなど、破天荒エピソードも耳にする。しかし、そうした常識離れした振る舞いも“宣伝広告費”と割り切っているのかもしれない。 常識外れの発想の持ち主であることは間違いないが、取材陣に大量の差し入れを用意してくださり、物腰も紳士的で話ぶりも丁寧な常識人の一面も持つ。若くして、ビジネスでもYouTubeでもトップグループを走るだけあり、懐の深い大人物だった気がする。 【プロフィール】林 尚弘 1984年生まれ。学習院大学法学部卒。日本初!授業をしない。武田塾の創業者。フランチャイズ展開8年で400校舎年商130億円に。経営コンサルティングを手がけるほか、令和の虎に出演。多くの事業を成功に導く。著者に『予備校に行っている人は読まないでください』『参考書だけで合格する方法』がある。 <取材・文・構成/水野俊哉・掛端 玲 撮影/大久保尚希> 【水野俊哉】 1973年生まれ。作家。実業家。投資家。サンライズパブリッシング株式会社プロデューサー。経営者を成功に導く「成功請負人」。富裕層のコンサルタントも行う。著書も多数。『幸福の商社、不幸のデパート』『「成功」のトリセツ』『富豪作家 貧乏作家 ビジネス書作家にお金が集まる仕組み』などがある。
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