『家いっぱいの愛』ユンサナがチ・ジニに絶縁宣言!? 家族ビラに愛は満ち溢れたのか
ムジンが金持ちになった理由が明らかに!
最終章では、ムジンが金持ちになった理由が明らかになった。エヨンを少しでも楽にしてあげたい。そんな思いで借金をして物件を購入したものの、見事に詐欺に引っかかってしまったムジン。「何もしないで」としつこくエヨンに言われていたのに、余計なことをしてまた家族に迷惑をかけてしまったとムジンは激しく後悔したのだ。 エヨンと離婚し子どもたちとも別れ、何もかも失ったムジンに立ち上がる力を与えたのは、自分を騙した詐欺師のワンがタイにいると知ったときだった。なんとしてでもワンを捕まえお金を取り戻すと決意し、タイでいろいろな仕事をしながら虎視眈々と機会を狙っていた。 やっとワンを見つけ、作戦を実行に移そうとしたムジンの前に表れた、強力な助っ人がドラマ『クイーンメーカー』のソ・イスク演じる会社経営の女性。ソ・イスクは、『クイーンメーカー』でも強烈な存在感で視聴者を圧倒したが、本作でも彼女が登場して一気に場が締まった。そのおかげもあって、ふてぶてしいワンも素直に罪を白状し、問題が解決した。 女性は、取り返した40億ウォンをムジンに託そうとするが、「自分の分だけ取り戻せればいい」と固辞するムジン。だが、「私は生粋のドラゴンズファン。まだ間に合うから人生をやり直してほしい。後輩パパに贈る激励だと思って!」と、ムジンに向かってファンモード全開でウインクするソ・イスクが、なかなかチャーミングだ。 ビジネスで儲けたわけでもなく、人を騙して金を奪ったわけでもなく、偶然出会った人がドラゴンズファンだったということで、ラッキーな展開となった。ビジネスセンスがなく、人が良いのが取り柄のムジンらしい結末ではないだろうか。
ヒョンジェが反抗期に?
一方、お気楽キャラとして物語の清涼剤となり、ムジンの唯一の味方だったヒョンジェに異変が起きた。ムジンが姿を消したときは、エヨンもミレも離婚した事実を教えてくれなかったことに傷つき、さらに父親が事業に失敗して逃げたと学校でいじめられていたなど、ヒョンジェは長年誰にも言えずに抱えてきた問題があったのだ。「僕の気持ちを考えたことがあった?」と涙ながらに訴えるヒョンジェが切ない。 末っ子だから頼りにされていないしバカにされているのでは……とエヨンやミレに対して不満を持っていたのだろう。でもその気持ちを反抗的な態度に出さず、お気楽キャラをふるまうことでなんとか自分の中で消化していたのは、ムジン譲りの優しさゆえかもしれない。 これまでミレにばかり目を向けて、ヒョンジェの話をまともに聞かなかったことを反省したエヨンは、そのことをヒョンジェに詫びる。ムジンもヒョンジェを信じなかったことを詫び、ミレも自分の意見を押し付けてきたことを詫びた。心優しいヒョンジェは3人の謝罪を素直に受け入れ、笑顔を見せる。最終話でユンサナに大きな見せ場があり、ファンは大喜びしたのではないだろうか。