【オリックス】日米通算257セーブ右腕を実績に配慮して「レジェンド起用」 岸田監督は抑え構想明かす
オリックス・平野佳寿投手(40)が「レジェンド起用」されることが4日、決まった。「ウチではかなりのレジェンドなので。若手と一緒の競争とは絶対に違う」と断言したのは岸田監督。日米通算257セーブの実績や豊富な経験に最大限の配慮をし、抑えとして見込んでいることを示唆した。 3月で41歳を迎えるチームの現役最年長。現役時代から厚い信頼関係を築いてきた岸田監督にとっても、平野は欠かせない戦力だ。「あいつは『どこでも行きます!』って言うかも分からないですけど。負けの(展開の)ところでね」と弟分の気持ちを先回り。「そういうことはなかなかできないですよね」とあくまで、勝ち試合のアンカーを託す構想を持っている。 期待されるのは、マチャドとのハイレベルな守護神争い。「体も酷使してきている。無理はさせられないですよね。無理すると思いますけど、あいつも…」と原則として3連投はさせない方針だ。NPB通算250セーブにも王手をかけ「去年の悔しさを今年にぶつけたい」と覚悟を決めている大ベテラン。しびれる場面で輝きを取り戻す。(長田 亨)
報知新聞社