米ツアーでは好パフォーマンス

プレシーズンマッチでは高評価 photo/Getty Images

日本時間の今夜23時にキックオフを控えるコミュニティ・シールド。今回の対戦カードはマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドのダービーとなった。 そんななか、シティの指揮官ペップ・グアルディオラはこの試合でのカルヴィン・フィリップスのCB起用の可能性を示唆した。本来は守備的MFが本職のフィリップスだが、アメリカで行われたプレシーズンマッチではCBとしてもプレイした。中盤での起用の時は苦戦していた同選手だったが、CBでは好印象を残した。特に後方からのビルドアップや同選手のキック精度を生かしたロングボールは大きな武器となっており、ペップもアメリカでのフィリップスのパフォーマンスを称賛していた。 コパ・アメリカやEUROに出場していた選手の多くはコミュニティ・シールドを前に十分なトレーニングを重ねられていないこともあり、アメリカツアーに帯同していたメンバーが中心で挑むことが予想されている。コミュニティ・シールドを控えた会見で、ペップはこの試合でフィリップスがCBでプレイするかどうかを問われ、このように答えている。 「可能性はある。彼はセンターハーフだが、自分の目の前で試合が展開されるのを見たいと思っているし、中央で他の選手に囲まれていると、少し苦労する。彼は過去2試合でそのポジションで我々を大いに助けてくれたし、自信を取り戻している。彼は私たちと一緒にここにいる。場合によっては別の選手が出場するかもしれない。どうなるか見てみよう」（英『Sky Sports』より） 2022年にシティに加入して以降、インパクトを残せていないフィリップス。今夏に他のクラブへ移籍の可能性も濃厚だが、コミュニティ・シールドへの出場は残留にしろ退団にしろ、アピールの場となることは間違いない。 CBとして今回の試合では出番が回ってくる可能性もあるフィリップスはこのチャンスを掴むことはできるのか。