三重県知事賞に山本さん 4年連続受賞、志摩で県真珠品評会
【志摩】三重県志摩市阿児町鵜方の市商工会館で10日、県産真珠の今年の出来栄えを競う「第17回県真珠品評会」が開かれ、片田真珠養殖漁協所属の山本太さん(48)=同市志摩町=が県知事賞を受賞した。山本さんは、片田真珠研究グループでの受賞(令和4年)を含め、4年連続で県知事賞に輝いた。 真珠の品質向上と三重ブランドの真珠の魅力をPRするため、県真珠養殖連絡協議会(山口健司会長)が開催。今年は県内12地区で浜揚げされた真珠のうち51点について光沢や色目、巻きなど6項目を審査し、質の高い7点を選んだ。 表彰式では、山口会長が「真珠養殖を取り巻く環境は厳しいが、生産者は力を合わせて情報を共有し、努力している。審査会でも昨年より巻きがいいと高い評価をいただいたので、今後も頑張っていきたい」などとあいさつした。 県農林水産部の伊藤徹次長や橋爪政吉市長、真珠新聞を発行する伊勢新聞社の山路友裕販売部次長ら6人が受賞者に賞状と記念品を手渡した。出品された真珠は一般公開された。 山本さんは「4年連続で受賞できてうれしい。今年は夏の暑さが大変だったが、真珠の巻きが良かったので評価されたのでは。今後もよりいい真珠をつくっていきたい」と話した。 他の受賞者は次の皆さん。 志摩市長賞=若狭大月真珠養殖(立神)▽南伊勢町長賞=久玉真珠(片田)▽県真珠養殖連絡協議会長賞=片田真珠研究グループ(同)▽県真珠振興協議会長賞=小川鉄峰(越賀)▽真珠新聞賞=西岡昌慶(同)▽優秀賞=中村登茂太(船越)