100メートルにわたるロングテーブルで地元グルメ堪能 那須塩原・駅前通りで2日までフェス
【那須塩原】JR那須塩原駅西口前の広場から延びる東那須野大通りを活用したイベント「D’harvest Walk Fest(ダーベストウオークフェスト)」が1日、始まった。約200人の来場者は夕暮れの穏やかな雰囲気の下、通りに設置されたロングテーブルで那須地域の食を堪能した。2日まで。 同駅西口前約350メートルを歩行者天国にして市が初めて開催。イベントを通じて、市民らが求める駅周辺の将来などを模索する。 1日は約100メートルにわたりキッチンとロングテーブルを会場に設置。旅する料理人三上奈緒(みかみなお)さん(37)が那須地域の食材を使ったパエリアなどの料理を予約客に振る舞い、来場者らは出来たての料理を味わった。 家族4人で参加した住吉町、会社員中島希光(なかしままれみつ)さん(38)は「道路で食事をする非日常感の中、おいしい料理を味わえて最高です」と笑顔。三上さんは「同じ釜の飯を食べるをテーマに那須地域の食材で調理した。ゆったりと過ごせ、コミュニティーを形成するイベントだと思う」と話した。 2日は会場にチーズや農作物を扱う飲食店など約70店舗が並び、渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長らによる駅前のまちづくりをテーマにしたトークイベントを開く。午前11時~午後4時。会場周辺は2日午後9時まで交通規制が続く。