「何をやらないといけないかはもう見えてきている」静岡市のリニア協議会 市としての結論「年内には出せる」と市長が見通し示す
静岡市がリニア中央新幹線工事の環境影響について議論する協議会について、難波喬司静岡市長は1月9日、市としての結論を「年内には出せる」とする見通しを示しました。 静岡市のリニア中央新幹線の環境影響評価の議論をめぐっては、国や静岡県とは別に有識者による協議会を開き、工事の残土置き場候補地「ツバクロ」などについて議論しています。 難波市長は、ツバクロについては方向性がほぼ確定してきたとして、2025年度の早いうちに次回の協議会を開いて「最終的な結論を出したい」と述べました。 また、生物多様性、生態系への影響の議論については、影響の回避や低減をしっかり行うことを前提に、代償措置をとる方向性が定まってきていると説明しました。 難波市長は「論点、何をやらないといけないかはもう見えてきているので、協議会で具体的な検討を進めていきたい」と話し、静岡市としての結論は「年内には出せる」とする見通しを示しました。 一方、静岡県の鈴木康友知事は2025年1月6日、県とJR東海とのリニア工事に関する対話の完了時期について「年内は難しい」との認識を示しています。
静岡放送