『光る君へ』道長を愛し続けた倫子 黒木華は「葛藤はあったでしょうけど…」
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源倫子を演じた黒木華の声を紹介する。 【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって… ――『光る君へ』の源倫子の人生を振り返って やっぱり倫子はやんごとないところの姫というか、父と母に愛されながら自由気ままじゃないですけれど、大切に育てられてきた中から道長という人に恋をし、自分の子供から帝が出るまで、いわゆる政治、政。道長が目指す政に妻としてついていくっていう人生だったので。だけど、その中には一番道長の気持ちっていうものが、たぶん見えてこなかった生活っていうことがあったと思うので、成し遂げたことも多いけれど、大切なもの、殿の気持ちっていうことが最後まで手に入れられなかった人生なのかもしれないなと思いました。 ――まひろと道長の関係を知って 難しかったですね。いろいろな思いが襲ってくるといいますか。そんなに幼いときからの知り合いだっていうことももちろん知らなかったですし、道長とまひろは大事な友を一緒に葬っているという、その事実もすごく大きいことでしたし、それを受け入れるまでにも時間がかかるといいますか、なかなか大きな出来事だったので、それをきっと処理するまでに時間がいっただろうし、セリフにもありますけど、やっぱり彰子の気持ちというものがあるのと、でもまひろさんにやっぱり感謝はしているので、そこらへんのなんていうか整理のつかない気持ちというのが難しかったですかね。 ――「殿に会ってやっておくれ」と頼む倫子 やっぱり自分の愛する人が最期を迎えるときに何が自分のできることなんだろうって考えた結果だと思うので、妻として、政治の支えをしてきたパートナーとして、やっぱり道長が一番望むものっていうものを考えた結果だと思うので、その間にはいろいろ葛藤はあったでしょうけど、やっぱりそれが一番だっていうこと。道長のことを思ってだと思うんですけどね。それがすごく愛だと思いますね。