「高校生で打つのは難しい」横浜の1年生右腕を武相指揮官も称賛、チームは今夏サヨナラ負けのリベンジならず【神奈川県大会】
<高校野球秋季神奈川大会:横浜 6-1 武相>◇29日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場 【トーナメント表】秋季神奈川県大会 29日の結果一覧 横浜が武相に6対1で勝利。注目の一戦を制して3年連続のベスト4進出を決めた。 武相は今夏の準決勝で横浜にサヨナラ負けを喫し、リベンジを果たすべく臨んだが、今秋はベスト8で終えることとなった。武相の豊田 圭史監督は、「秋は新チームから出ている選手の経験が少なく、苦しかった」と振り返った。 打線は横浜の先発・織田 翔希投手(1年)に7回まで無失点に抑えられた。「1週間織田くん対策をしていたが、それ以上の投球をされてしまった。高校生では中々打つのが難しいと感じるほど素晴らしい投球だった」と相手ながらに褒め称えていた。7回に1点を返して反撃に出たいところだったが、2番手の奥村 頼人投手(2年)から得点奪えず、「あそこで追加点を奪っていれば試合の流れも変わっていたかな」と振り返った。 同校は今春の神奈川大会で42年ぶりの優勝を果たすと、夏も4強に入るなど、古豪復活の兆しを見せた一年でもあった。豊田監督も、「自分自身も勝つために求める基準が高くなり、新チームから出ている選手には厳しい部分もあった」と悔やんだが、「なんとか一冬で変わるように頑張りたい」と次を見据えていた。