クロップ体制最強は? リバプール歴代スタメン&フォーメーション(8)まさかの大苦戦…苦しみ続けた先に見えた希望
2015年10月からリバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、2023/24シーズン限りで退任することが現地時間26日に発表された。これまでリバプールでUEFAチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップの主要タイトルすべてを獲得した功績をたたえ、主要メンバーとフォーメーションの変遷をまとめる。
●中盤が人材難…。終盤に希望の光(22/23) シーズンオフにはサディオ・マネと南野拓実、ディボック・オリギがチームを去った。元得点王とカップ戦を中心に活躍したバイプレーヤーを失ったが、ダルウィン・ヌニェスに8500万ユーロ(約119億円)を投じて獲得。ファビオ・カルバーリョとカルヴィン・ラムゼイという20歳そこそこの有望株を獲得しており、若返りを印象付ける移籍市場の動きとなった。 リーグ戦は開幕3戦で2分1敗、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもグループステージ初戦でナポリに1-4で敗れるという波乱のスタートとなった。CLは残り5戦を全勝して決勝トーナメントに進んだものの、ラウンド16でレアル・マドリードに完敗。FAカップではブライトン、リーグカップではマンチェスター・シティにともに4回戦で敗れている。 リーグでもなかなか波に乗ることができず、優勝争いはおろか上位争いからも離される状態に。プレシーズンでイブラヒマ・コナテが、リーグ開幕節ではチアゴ・アルカンタラが負傷し、10月にはルイス・ディアスと主力の離脱が続いた。夏の移籍市場閉幕ギリギリで獲得したアルトゥールは10月に負傷し後半戦はほぼ戦力外、ナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンも相変わらずの稼働率の低さで、中盤は人材難に陥っていた。 冬にはコーディ・ガクポを獲得。戸惑いを見せたのは最初の数試合だけで、リーグ戦では7得点3アシストを記録している。怪我に苦しむロベルト・フィルミーノに代わる3トップの真ん中に定着し、チームもリーグ戦ラスト8試合を6勝2分でフィニッシュし、最後の最後で順位を5位に上げてUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得してシーズンを終えている。 ▽GK アリソン ▽DF トレント・アレクサンダー=アーノルド イブラヒマ・コナテ フィルジル・ファン・ダイク アンドリュー・ロバートソン ▽MF ファビーニョ ハーヴェイ・エリオット ジョーダン・ヘンダーソン ▽FW モハメド・サラー コーディ・ガクポ ルイス・ディアス
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