中国 呼吸器感染症が流行拡大、春節「90億人移動」に警戒、 ヒトメタニューモ感染症とは?【Nスタ解説】
森内浩幸さん: 風邪の流行があったときに変異を事細かに調べることは通常はしていません。ただ、大きな変異が起こり免疫が効かなくなっている様子であれば、大人もどんどんかかっていくだろうと思います。それが新型コロナや、2009年の新型インフルエンザのときに起こったわけです。 今回、子どもたちが中心で起こっている流行なので、大人は以前にかかった免疫で守られているということが想定されるため、大きな変異が起こっている可能性は非常に低いと思います。 ホランキャスター: 新しい名前が出てくると驚いてしまう方も多いと思いますが、今までもあったウイルスのため、私たちができる感染症の予防策を徹底することが大切ですね。 TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん: ただ、のべ90億人とか、中国はボリュームが大きいです。ビザも緩和されてきているので、おそらく春節で日本にどっと人が入ってきます。それに対してブロックすることもできないので、うがいや手洗い、マスクなどで防衛するしかないですね。 小林キャスター: 過剰に心配する必要はありませんが、ある程度の予防は必要です。手洗いや室内の換気、アルコール消毒、人混みではマスクをすることを心がけてください。 井上キャスター: どうしてもこのようなウイルスが流行すると、ある程度メディアで大きく報じられることになりますが、現場はどのような温度感なのでしょうか。これまでにもあったウイルスで、発見されて20年以上経っています。「そりゃそうだよな」というほどのものなのでしょうか。 森内浩幸さん: 2001年に見つかったウイルスなので、ある程度年配の医者は「なんだそれ、初めて聞いた」と驚かれたと思いますが、特に小児科医にとっては日常茶飯事で普通に見ているウイルスなので、そこまで驚くような話ではないと受け止めています。 井上キャスター: 特効薬などがまだ無いというのは、特に作る必要がないという判断なのか、20年ぐらいだとなかなか作れないということなのか、どのように受け止めるべきですか。