「ちくちくして気持ちいい」コキア 地元園児と住民が世話 100本の苗が生む地域交流
京都府南丹市園部町の木崎町児童公園で、隣にある園部保育所の園児と住民が植えたコキアとマリーゴールドが見頃を迎えている。赤くふっくらと育ったコキアに園児約30人が手を伸ばし、「ふわふわ」と触り心地を楽しんだ。 地元の「桐ノ庄郷振興会」が6月、約100本の苗を5歳児クラスと植えた。猛暑で育ちにくかったが、同会の住民が毎日水をやり、10月上旬から色づいている。見頃に園児が花壇を訪れ、コキアに優しく触れた。 女児(5)は「ちくちくして気持ちよかった」。花壇の中で1人ずつ住民に写真を撮ってもらい、ヒーローや動物のまねなど自由なポーズを決めた。写真はクリスマスプレゼントとして渡す。 コキアは11月初旬で見頃を終えたが、枯れた後は住民がほうきに加工して保育所に贈る。マリーゴールドは11月下旬まで。