【香港 国安法4年】「教育の最後のラインを守っていく」かつて民主派支持の教員が今も教壇に立つ理由
香港の小学校教員: 「良心に従えば2019年のことは間違っているとは言いません。しかし、この先は立場を明確にして『黒暴(黒い服を着て暴力をふるった)』『社会秩序を乱した』と言わざるを得なくなるかもしれません」 そのような状況になっても、教員を続けるのか。答えは出ていないようだった。ただ、今はまだ自分が果たせる役割があると断言する。 香港の小学校教員: 「私は1989年の6月4日(天安門事件)を身をもって経験しているので、中国共産党がどういうものか、香港がどうなっていくのか、よくわかっています。信念を持った教員たちは、児童が自分で物事の是非を考え、背景を判断できるよう、上手く解釈して導く自信があります。教育の最後のラインを守っていくということです」 男性教員は終始、淡々とした口調でインタビューに応じた。ただ「凄いプレッシャーです」という言葉には、悲壮な覚悟を感じずにはいられなかった。
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