現職閣僚で落選…小里泰弘氏が農相退任会見、今後は「現場本位、地域本位になる」 在任42日間
衆院選鹿児島3区で落選した小里泰弘氏は11日、農相を退任し会見に臨んだ。42日間の在任中、「印象深い仕事ができた」と強調。今後については「武者修行だと思い初心に返りゼロからスタートしたい」と述べ、地元での政治活動を継続する考えを示した。 初入閣9日目に衆院解散…「これからだったのに」 鹿児島3区・小里農相落選、全国有数の農業県に落胆広がる
印象に残った場面に石川県での能登半島地震や大雨災害への対応を挙げ、就任早々に現地を訪れたことを振り返った。 石破茂首相から「今後に向けて頑張ってほしい」と次期選挙への激励の言葉をかけられたという。鹿児島で再起を期すため「現場本位、地域本位の活動になる」と説明した。 今後の農政に対し「農林水産業や食品関連産業に携わる人たちが自信や希望を持ち経営を続けられる環境づくりを期待している」、後任となる江藤拓農相については「経験豊富で、安心してお任せできる」と述べた。
南日本新聞 | 鹿児島